【エアコンフィルターの掃除方法】メリットと汚れ別の掃除方法・注意点を徹底解説

PR

【エアコンフィルターの掃除方法】メリットと汚れ別の掃除方法・注意点を徹底解説
  • エアコンのフィルター掃除をつい、さぼってしまう
  • フィルターの掃除方法がわからず、後回しにしている
  • エアコンの効きが悪く、気になっている

毎日忙しいと、エアコンのフィルター掃除をつい後回しにしがちです。しかし、フィルターの汚れを放っておくと、家族の健康や電気代に大きく影響します。本記事では、エアコンのフィルター掃除のメリットや手順、汚れ別の掃除方法を解説しています。

記事を読めば、忙しい主婦でも簡単にフィルター掃除ができ、家族の健康を守りながら電気代の節約が可能です。エアコンのフィルター掃除は、思ったより簡単です。定期的なフィルター掃除で、快適な空間と家計の節約を両立させましょう。
» 自分でエアコンを掃除する方法や注意点を解説

エアコンのフィルターを掃除するメリット

エアコンのフィルター掃除には、以下のメリットがあります。

  • 健康リスクが軽減できる
  • エアコンの効きが良くなる
  • 電気代が節約できる

きれいなフィルターは家族の健康を守るだけでなく、電気代の節約にもつながります。安心な生活を守るため、定期的にフィルター掃除を心がけましょう。

健康リスクが軽減できる

エアコンのフィルターを掃除すると、アレルギー症状や呼吸器系の症状が軽減されます。期待できる効果は以下のとおりです。

  • アレルゲンの除去
  • カビやバクテリアの抑制
  • 微粒子の捕捉

きれいなフィルターは、アレルゲンや有害物質を取り除き、アレルギーの原因を軽減するうえで欠かせない役割を果たします。カビやバクテリアの繁殖を防ぎ、清潔で健康的な室内環境の維持が可能です。ホコリや花粉などの微粒子も、きれいなフィルターで効率よく捕捉できます。

空気中の悪臭や不快な匂いが軽減されるので、清浄な空気により睡眠の質も向上し快適に過ごせます。フィルターをこまめに掃除して、家族全員の健康を守りましょう。子どもやお年寄り、アレルギーを持つ方にとって、フィルター掃除は大切な習慣です。

エアコンの効きが良くなる

エアコンのフィルターを掃除すると、エアコンの効きが格段に良くなります。フィルターの目詰まりが解消され、空気の流れが改善されるためです。エアコンの効きが良くなるメリットは、以下のとおりです。

  • 冷房・暖房の効率向上
  • 室内の温度ムラ減少
  • 風量増加

エアコン内部の熱交換効率が向上すると、冷却や加熱性能が回復します。ようするに、少ないパワーでよく冷え、よく温まるってことです。そして除湿能力も高まり、湿度のコントロールが可能です。不快な運転音が軽減され、静かな空間を実現します。

室内機内部の汚れが溜まるのを防ぐので、エアコン自体の寿命も長持ちします。定期的なフィルター掃除を心がけて、快適な室内環境を維持しましょう。家族の健康のためにも、ぜひ実践してみてください。わたしの娘もアレルギー体質なので、ハウスダストなどにも気をつけてこまめに清掃しています。

そしてなにより、私の個人的な感想ですが何もメンテナンスしていないエアコンとメンテナンスしているエアコンでは3年から5年は長持ちする年月が違うと感じています。営業で個人宅を訪問して話を聞いていると、長持ちしているお宅は清掃をこまめにしています。

電気代が節約できる

エアコンのフィルター掃除は、電気代の節約にもつながります。フィルターの汚れを取り除くと、空気の通りが良くなり、エアコンの効率が上がるためです。同じ温度設定でも短時間で部屋を冷やし、電力消費を抑えられます。

きれいなフィルターを保つと、エアコン内部に汚れが蓄積しにくくなり、長期的に電力効率を維持できます。専門家によれば、定期的なフィルター掃除により、電気代を5~15%程度削減が可能です。簡単なフィルター掃除で電気代の節約につながるので、定期的に行いましょう。
» 経済産業省 資源エネルギー省(外部サイト)

エアコンのフィルターを掃除する手順

エアコンのフィルターを掃除する手順は以下のとおりです。

  1. エアコンの電源プラグを抜く
  2. フィルターを取り外す
  3. 掃除機でホコリを取る
  4. フィルターを水洗いする
  5. フィルターを完全に乾かす

1つずつ、詳しく解説していきます。

エアコンの電源プラグを抜く

エアコンのフィルター掃除は最初に感電の危険を防ぐため、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。冷房運転直後の場合は、30分程度待ってから抜きます。濡れた手で触らないようにし、プラグ本体をしっかり持って抜きます。コードを引っ張らないよう注意しましょう。

プラグを抜く際には、プラグやコンセント周りにホコリが溜まっていないか確認してください。ホコリが溜まっていると火災の原因になるため、定期的に掃除しましょう。電源プラグを抜いた後は、エアコン本体の電源ボタンを押して内部に残った電気を放電させるとより安全です。

フィルターを取り外す

フィルターを取り外す作業は、エアコンのお手入れの中で最も重要なステップです。正しい手順を踏んで、安全で効果的にフィルター掃除をしましょう。

フィルターカバーを開ける場合、多くの機種ではカバーを上に持ち上げるか、手前に引くと開きます。フィルターは通常、カバーの内側にあります。簡単に取り外せますが、取り外す前にフィルターの取り付け位置や向きを確認しておきましょう。元に戻すときの、参考になります。

取り外したフィルターは慎重に扱ってください。フィルターは繊細な部品なので、強い力をかけて破損させたり、破れないよう注意が必要です。フィルターの種類や形状によっては、取り外し方が異なる場合があります。

取り外しにくい場合は、無理に引っ張らないでください。説明書を確認するか、専門家に相談しましょう。以上の手順を守ると、安全にフィルターを取り外せます。次の掃除作業に進む前に、フィルターの状態をよく確認しておきましょう。

掃除機でホコリを取る

フィルターを平らな場所に置き、掃除機のブラシ付きノズルを使用してホコリを丁寧に吸引します。フィルターの溝や凹凸部分にはホコリがたまりやすいので、念入りに掃除してください。フィルターの両面を、均等に掃除しましょう。掃除機をかける時間は1分程度が目安です。

ホコリが飛散しないよう注意しながら作業を進めましょう。掃除後は埃が残っていないか確認し、必要に応じて複数回掃除機をかけてください。フィルター掃除を丁寧に行うと、フィルターの性能が回復し、エアコンの効率が上がります。

フィルターを水洗いする

フィルターを流水で優しく洗い流し、表面に付着した汚れを落としましょう。中性洗剤を使用して、しつこい汚れを洗い流してください。基本的にはキッチンとかが近くに無い限りは、ホコリが多いと思いますが、スポンジや柔らかいブラシを使って軽く擦ると、効果的に除去できますが、フィルターを傷つけないよう注意が必要です。

洗剤で洗った後は、洗剤が残らないようにしっかりとすすぎます。洗剤が残っていると、エアコンの性能に悪影響を与えるので、十分な時間をかけて丁寧にすすぎましょう。洗い終わったら、水気を軽く切ります。強く絞ったりねじったりすると、フィルターが変形する恐れがあるので避けてください。

フィルターを完全に乾かす

最後に、フィルターを完全に乾かします。乾燥が不十分だとカビの発生原因になるので、十分な時間をかけて乾かす必要があります。風通しの良い日陰で自然乾燥させるのが最適です。時間がない場合は雑巾で拭いてしまってもかまいません。

時間がない場合は、扇風機やサーキュレーターなどで乾燥させましょう。完全に乾くまでには、12〜24時間程度が目安です。乾いたタオルで水分を拭き取ると、乾燥時間を短縮できます。室内干しの場合は、除湿機を使用すると効果的です。乾燥後、フィルターの両面をチェックして水分が残っていないかの確認も大切です。生乾きだと臭いの原因にもなりかねないので。

フィルターは、完全に乾いてからエアコンに取り付けます。フィルターをきれいにして、エアコンの性能を最大限に発揮させましょう。

【汚れ別】エアコンのフィルターの掃除方法

エアコンフィルターの掃除は、汚れの種類によって掃除方法が異なります。エアコンの汚れの種類は以下のとおりです。

  • 油汚れ
  • カビ汚れ
  • ヤニ汚れ

汚れ別に1つずつ、解説していきます。

油汚れ

油汚れの掃除は、中性洗剤が効果的です。ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、フィルターを浸します。しばらく浸した後、柔らかいブラシやスポンジで優しく擦れば油汚れを落とせます。

油汚れが落ちにくい場合は、重曹を使うのがおすすめです。重曹とぬるま湯でペーストを作り、汚れた部分に塗布しましょう。15分ほど放置した後、柔らかいブラシで軽く擦ると、油汚れが落ちやすくなります。掃除が終わったら、水で十分にすすぎます。

カビ汚れ

カビ汚れは健康に悪影響を及ぼす可能性があるので、早めの対処が必要です。カビを効果的に除去するには、以下の方法が有効です。

  • 重曹水
  • カビ取り剤
  • 酢水スプレー
  • 塩素系漂白剤

カビの度合いや種類によって、使用する薬品は違います。強い薬品を使用する際は換気に気をつけ、手袋を着用するなど安全面に注意しましょう。掃除後は、乾燥機能付き洗濯機で高温乾燥させたり、日光に当てて自然乾燥させたりして、カビの再発を防いでください。防カビスプレーを吹きかけておくと、予防効果が高まります。

定期的なフィルターの清掃と乾燥を心がけて、カビの発生を防ぎましょう。

ヤニ汚れ

ヤニ汚れは、タバコの煙に含まれる成分が付着して発生する汚れです。水洗いだけでは落ちにくいため、特別な対策が必要です。効果的な掃除方法として中性洗剤や重曹水に浸けて洗う、酸素系漂白剤を使用するなどがあります。

重度の汚れの場合は、専用のヤニ取り洗剤を使いましょう。専用ヤニ取り洗剤でも落ちない場合は、プロのクリーニングサービスを利用してください。ヤニ汚れを防ぐには、定期的な掃除が最も効果的です。こまめに掃除して、ヤニの蓄積を防ぎエアコンを清潔に保ちましょう。
» エアコンクリーニングの業者の種類と選び方完全ガイド

エアコンのフィルターを掃除するときの注意点

アコンのフィルター掃除時には、いくつかの注意点があります。エアコンを効果的に使うためにも、以下の注意点を守りましょう。

  • フィルターを強く擦らない
  • 高温のお湯を使わない
  • 直射日光で乾燥させない

いずれもメーカーの取扱説明書に従って作業すれば、フィルターの寿命を延ばし、エアコンの性能を維持できます。

フィルターを強くこすらない

フィルターを強くこすると、フィルターが曲がったり傷ついたりします。フィルターの寿命も短くなるので、慎重に扱いましょう。フィルターを掃除するときは、以下の方法で掃除してください。

  • 柔らかいブラシや布で掃除をする
  • 優しく拭き取る
  • 軽くたたき洗いをする
  • 流水で軽く洗い流す

汚れがひどい場合は、中性洗剤を使用して優しく洗うのも効果的です。こすらずに、浸け置きして汚れを浮かせる方法も試してみてください。フィルターを傷めずに効果的に掃除できます。フィルターを大切に扱うと、エアコンの性能を長く保てます。フィルターもメーカーに依頼すれば購入はできますが、無駄な出費となるので最後まで使えるものは使いたいですね。

高温のお湯を使わない

エアコンのフィルター掃除には、40度以下のぬるま湯を使ってください。高温のお湯を使うと、フィルターが変形してしまう可能性があります。変形したフィルターは、本体にはまらなくなったり、本来の機能を十分に果たせなくなったりします。

熱湯消毒も避けてください。フィルターの素材によっては、高温で傷んでしまう可能性があります。適切な温度のお湯と中性洗剤を使用すると、フィルターを傷めず長く快適に使えます。

直射日光で乾燥させない

直射日光で乾燥させると、紫外線で素材が劣化・変色するため避けましょう。高温になると、フィルターが変形する可能性もあります。フィルターは、室内の日陰で自然乾燥させてください。適切な乾燥で、フィルターの寿命を延ばし、性能を維持できます。

完全に乾燥するまでは時間がかかりますが、焦らずにじっくりと乾かしましょう。湿った状態で取り付けてしまうと、カビ発生の原因になります。乾燥を早めたい場合は、扇風機やサーキュレーターなどを使うのがおすすめです。

フィルターの状態を長持ちさせ、エアコンの性能を維持するためにも、適切な乾燥方法を選びましょう。

エアコンのフィルター掃除をプロに依頼するケース

エアコンのフィルター掃除を、プロの清掃サービスに依頼するケースがあります。専門的な知識と技術が必要な状況や、特殊な条件下では、プロ力を借りましょう。安全かつ確実に掃除ができ、時間と手間を大幅に節約できます。

落ちにくい汚れがある

プロの清掃サービスによるエアコンのフィルター掃除が必要なケースは、以下のとおりです。

  • フィルターの目詰まり
  • カビや細菌の繁殖
  • アレルギー症状の悪化

油やタバコのヤニなどの頑固な汚れは、通常の掃除方法では完全に落とせません。フィルターが目詰まりしてしまい、エアコンの性能低下を引き起こします。カビや細菌の繁殖による健康リスク、アレルギー症状の悪化などの問題も発生します。

プロの清掃サービスは、特殊な洗剤や道具を使用して、家庭では落ちない汚れを効果的に除去するので安心です。エアコン内部まで汚れが侵入している可能性もあるため、専門的な知識と技術を持つプロの対応にまかせましょう。

自分で掃除しても改善が見られない場合や、長期間フィルター掃除をしていない場合は、プロに依頼してください。プロの清掃サービスを利用すれば、エアコンの性能を回復させ、快適で健康的な室内環境を取り戻せます。

エアコンの性能が落ちている

エアコンの性能が落ちている場合、プロの清掃サービスによる掃除を検討するタイミングです。性能低下の兆候には、冷暖房の効きが悪くなったり、電気代が以前より高くなったりします。エアコンの性能が落ちていると感じた場合、エアコン内部に蓄積された汚れを疑ってみてください。

プロの清掃サービスは専門的な知識と道具を使って、フィルターだけでなくエアコン内部の奥深くまで徹底的に清掃できます。エアコンの使用年数が5年以上経過している場合は、プロによる点検と清掃がおすすめです。長年の使用で蓄積された汚れを、安全かつ効果的に取り除いてくれます。

エアコンのフィルター掃除に関するよくある質問

エアコンのフィルター掃除に関する疑問や不安を解消するため、よくある質問と回答をまとめました。掃除頻度やお掃除機能の注意点、フィルター掃除を怠った場合の問題点などにも触れているので参考にしてください。

フィルターはどのくらいの頻度で掃除する?

フィルターの掃除頻度は、使用状況によって異なります。エアコンの使用頻度が高い場合や、使用時間が1日8時間以上なら週1回の掃除をおすすめします。花粉や黄砂の時期はより頻繁に、ペットがいる家庭は2週間に1回、喫煙者がいる家庭は週1回が適切です。

掃除機での清掃は週1回、水洗いは月1回行っていれば、エアコンの性能が落ちることはありません。忙しい方でも、最低でも2か月に1回は必ずフィルターの掃除を心がけましょう。定期的な掃除により、エアコンの効率が上がり、電気代の節約にもつながります。

自動お掃除機能付きエアコンでもフィルター掃除は必要?

自動お掃除機能付きエアコンでも、フィルター掃除は必要です。便利な機能ですが、完璧ではありません。自動お掃除機能は、エアコン内部の熱交換器を掃除しますが、フィルターは別途手動で掃除する必要があります。

自動お掃除機機能付きでも、2〜3か月に1回程度のフィルター掃除を行いましょう。怠ると、エアコンの効率が下がったり、故障の原因になったりします。自動お掃除機能はメンテナンスの補助であり、手動掃除の代わりにはなりません。

取扱説明書を確認し、適切なフィルター掃除の頻度や方法を守りましょう。定期的なフィルター掃除で、エアコンの性能を維持し、快適な空間が保てます。忙しい毎日でも、エアコンのメンテナンスを忘れずに行いましょう。

まとめ

エアコンのフィルター掃除は、快適な生活を送るために欠かさず行いましょう。きれいなフィルターを保つと、健康リスクの軽減やエアコンの効率アップ、電気代の節約などのメリットがあります。基本的な掃除手順を理解し、汚れの種類に合った方法でフィルター掃除を行いましょう。

落ちにくい汚れやエアコンの性能低下が気になる場合は、プロの清掃サービスの力を借りてください。自動お掃除機能付きのエアコンでも、定期的なフィルター掃除は必要なので、忘れずに行います。快適で健康的な空間づくりのために、エアコンのフィルター掃除を習慣化しましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です